01/気持ちいいね、気持ちいいよね、











※キモイです。とにかくキモイったらキモイそれしかありません!




















下校時刻を知らせる音が鳴り響いていた中。

鞄を手にし、音楽室から出る後輩や級友の挨拶をそこそこに、部活動に集中していたら誰も居ないことに気付いた。直ぐに演奏を止め、楽譜を閉じて帰り支度をする。こういうことが度々あるので部長が気を遣って何も言わずに机の上に音楽室の鍵を置いてくれるのは有難かった。

「ふう」

一時期、訳あって吹奏楽部を退部したが、落ち着いた日常に戻ってからは部活のことが気掛かりで再入部して貰えるかどうか交渉をした。そして今、此処にいる。練習していなかった分の時間を少しでも取り戻したかった為、見回りをする用務員に見付かって注意されるまでぎりぎり残っている。そういうわけで最近は下校時刻を過ぎて生徒もそんなに見掛けなくなった校内を歩いて帰ることが日常化していた。

「これでよし、と」

誰も居ない職員室にある鍵棚に音楽室の鍵を掛けて、裏門へ急ごうと廊下へ出た。部活帰りは正門を通るよりも裏門の方が近いのでクラブ活動をしている生徒は大抵こちらから帰ることが多い。

「もう夏か……」

本格的に夏が近付いてきているのか廊下の窓から覗く空は青と橙で混ざり合って紫のグラデーションを作り出して綺麗だと思った。部活の疲れを吹き飛ばしてくれるほど癒され、気を抜いて窓に広がる景色を見ていた為、途中で通り掛った男子トイレから伸びてくる手に気付いたのはマスク越しの口と目を塞いで連れ込まれた時だった。



*



「っ!?」

引きずり込まれた先で手が離され、映った視界にはぶよぶよと脂肪のついた指先が見えた。その指で素早くマスクを抜き取られてトイレの特有な匂いがつんと鼻を刺激した。

「凄いな、本物だ!本物だよぉ!……デブのアイドルで有名だった綾小路さんをこんな、間近で、見れるなんて夢にも思わなかった!!」
「今までは大川さんが牽制してたから近寄れなかったんだよねボク達。感激!すっごく綺麗な顔してるね!下睫毛長い~、ほ、ほんとに触っちゃって大丈夫かな?かな!!」
「この日の為に我慢して三日も抜いてないんだけど舐めてくれるかなぁ、舐めて欲しいな……」
「気が早いよ馬鹿!そういうのはゆっくり……だな、……ったか………よし」
「な、なん、何なんだ?」

顔や腹についた脂肪が笑う度に揺れる。べったりと張り付いた黒髪が不快感を誘った。無駄に白い肌に指が当たると、ずぶりと沈み相手の脂肪に取り込まれているような気分になり吐き気がした。4、5人くらいの汗の匂いが交じり合い、嗅覚が麻痺しそうになって眉根を寄せる。

「ごめんもう我慢出来ない!!いい匂いだなぁ!やっぱり、ゆきちゃんって潔癖症で清潔なんだね。すごくさっぱりした匂いがするはぁあ、すーっふうううーっすーーっっっんんっ」
「うわっ!気持ち悪いことをするな!っ、匂いを嗅ぐなっ!!よせっ、っ、うわっあ!あ!」

後ろから匂いを嗅いできた男に押し倒されて、正方形の升目があるタイル張りの床にうつ伏せにされた。と思うと直ぐに仰向けへと体勢を変えられ、両脚を押し開いて、鼻を擦り付けて匂いを嗅ぐ行動に悪寒が走る。叫んでも暴れても止めようとせず、しまいには親指や人差し指で布地の上からぐりぐり刺激を与えてきた。

「あ~ゆきちゃん気持ちいいんだねえ!おちんちん、ぷくって勃ってきたよぉ」
「やめろ!!うっ、あ!」
「染みも出てきたねえ、ここ、ぐりぐりってするとビクビク喜んでる」
「っ!」

染みをきちんと確認しようと、本人の意思を無視したままベルトを抜き取ってズボンと下着を一緒にずり下げられる。ひんやりとした外気に青褪めて、取り返そうと手を伸ばすと新しく後ろに居た男が羽交い絞めにし、真っ白いワイシャツの中に脂ぎった両手を忍ばせる。ぐいっと捲り上げられ、ほぼ全裸に近い状態を作り出した。

「ゆきちゃんのおっぱいもかわいい!くにくに~」
「ぷにぷに~っと」
「揉んだらもっと柔らかくなるかな~?試してみよ」

ぴんと立つ乳首に五指を這わせて抓り上げられて、痛みが胸に集中する。べたついた手の感触が不快感を誘って短い悲鳴を漏らして身を捩ると、どちらの乳首にも複数の手が伸びてくる。

「アハハッ、まっかかだね!いたい?きもちいい?どっちでもナデナデしてあげるね~はいヨシヨシ~」
「ひっ、あ!ぎゃっ、あああっやえあ、やめっ、やめろ!―――はひッ」

擦られたり、揉まれたり、抓られたり、引っ張られたり、様々な手業を繰り広げられていく中、下半身にも伸びてきた手に気付かず、生暖かい何かが後孔を弄り出す。

「ア!ぁっ、な、っ何をしてっ……おい!?」

唾液に塗れた舌だと分かったのは後孔に沈められた時だった。腸内を虫が這い回るようにもぞもぞ動く舌に合わせて、少し解れてきた後孔の隙間に脂肪のついた指を幾つか抜き差しする。上も下も思う存分に弄られて判断が上手く出来ずにいた最中に、両足を固定される。

「も、もういれちゃうね、いれちゃおうね!はっ、はっ」
「うわああっ!や、ぃ―――ッぎ!!あがっ!」

目を血走らせて、ビクンビクン血管を浮かせて脈打つ性器を了承もなしに思い切り突き刺す勢いで挿入した。

「うっわ、やっばい!ぎゅーぎゅーすぎて…ムリ、ムリムリ!もっもう出る!ねえっちんぽみるく中に出していいよねっ、ねっ、好きだよねっ!!」
「! やっ、中はやめろいやだいやっ、なあっあ、あ、中はいやだっ、あっ」
「あっ、ああっ、すごくきもちいいよっ、いい、いくっいくっ!いくよおおおっおああ!」
「ひ―――ッ!」

びゅるびゅるどくっどくっと性器から放たれる精液の酷い匂いと、中を伝う熱さで今の状況を理解して、静かに涙した。

「っ……ひ、ぃ、あっ、なか…っ、ぁうあ、う、うっうー…っ」
「はあーっ…はあ……ははは、すごかったぁ……あ、びくびく震えてるね、よかったんだね?嬉しいなぁ」
「次はボクのちんぽみるく入れてあげるから泣かないで。ねっ」

ずるる、中身のなくなった性器を引き抜いて場所を交換し、片足に引っ掛かったズボンと下着を纏めて脱がし、邪魔なものがなくなった太腿の隙間に上向いた性器を差し込む。

「あ、やっ、いやだいやだちがうっ、いらない…っ」
「ボクたちに遠慮しなくていいんだよ、ほらっ、ちゃんとあやちゃんの為にちんぽみるくパンパンにしておいたから早く挿れたくてウズウズしてるんだよ。だから、ね、だいじょうぶだよ!!」
「…っ…い、あっ、やっ!いれないで、もういらないっあっ、いやだやだっい、あ、ああああああっ―――……っ!!」



*



「―――ボク達、ずっと綾ちゃん好きでずっとこうしたいって夢見てたんだ!だからボク達のいっぱいいっぱ~い詰まった想い全部受け取ってくれるよね!!」
「ひぎっ!あ゛あ゛あ゛、無理無理むりっむりっやめていやだやだやだ!っぎ!死ぬ死ぬしぬしぬっ」
「大丈夫大丈夫、せーえき漏れないようにそーれ!んおほっ、すごいもう何人か挿れてるのにぎゅーって離さないね。おちんぽ大好き?栓してあげるからいっぱい入れちゃおうね~腹ボテなゆきちゃんかわいいなぁっ」

何人かの精液が溜まった腸内に無理やり挿入する形で栓をし始めた男の性器から、後孔から、少量の精液が零れ落ちる。中の密接具合が予想を超えて良すぎたせいか更に興奮して荒い息を上げ、懇願を聞き入れずに欲望の思うが侭に狂ったように腰を動かし続けた。

「ぐ―――ふっ、うえっ、あ、あ゛、やめ、は、も、もおはいらない、はいらないからぁ、っぃいい゛……っ、がはっ!はっ!」
「おっ、おおおっ、おほっ、すごいすごいキツいなあ熱いなあとろけちゃいそう、こんなに良すぎるとホントすぐにイっちゃいそう……っ!」

先程の出した精液が滑りの役目をし、水音を立てながらすんなりと収まった。そのまま息を整える暇もなく勝手に抽送を繰り返され、快楽が度を越えて痛みに変わる。ひっきりなしに喘ぐ様を見守っていた周りも雰囲気に当てられ、ズボンを突き破る勢いで勃起した性器を取り出した。

「ゆきちゃんてトランペットの名手だよね。そっちの方面でも有名人~へへへ、口使いの巧さ、たあっぷり披露して欲しいな!」

噛んだら駄目だよどうなるか分かるよねいい子だよね、一気に捲くし立てて顔に血管の浮き立った赤黒い性器を擦り付けられる。

「はっ、はっ、はは、ゆきちゃん、咥えてあげなよ。ホラッ」
「はッ―――っンう!!」

腸内で散々擦り付けていた性器をぐぐっと奥まで押し込まれ、圧迫感の余り空気を求めて口を開いた瞬間に目の前にある性器が口腔へと入り込んでくる。

「う!う、うっう゛ぐう゛―――う゛う゛う゛ッ!ん゛!?ン゛ッ」

息苦しさも圧迫さも同時に迫って、びくびく震え出す身体さえも欲望の対象として見なし、助けることなく蹂躙していく。精液だらけの中に性器が出し入れする度に水音が酷くなり、耳まで犯される。精神も犯される。

「うっ、んぐっ!?」
「じゃあボクは胸にかけてあげる!」
「ん゛、ん゛―――っ!」

ぐにぐにと胸の突起に亀頭を擦り付けられる感触が直に伝わって、不快感と快楽が混ざり合った。身を捩らせようにも前も後ろもがっちり固定されている為なすがままにされる。それをいいことに次々と調子に乗り、髪に擦り付けたり、手に握らせて擦らせたり空いてる所を狙う。

「あっあっすごいなあ、ゆきちゃん、やっぱりすべすべだねぇっきもちいいよぅっ」
「いい匂いもするしね……って今はボク達のちんぽみるくの匂いでいっぱいだけどぉ、うふっうふっ」
「うん、んぐ、うっ、うううっう、ぶ」
「おいしい?おいしいよね?たっぷりあげるから飲んでねぇ!」

否定さえ出来ないまま、複数人の精液の味と匂いを刷り込まれ続けた。





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